【事例あり】仕事がきついと感じるITエンジニアは社内SE転職がオススメ!仕事内容やメリット・注意点を解説!

【事例あり】仕事がきついと感じるITエンジニアは社内SE転職がオススメ!仕事内容やメリット・注意点を解説!
  • 家族や友人との時間が取れない
  • 疲れが溜まって趣味に打ち込めない
  • 仕事についていくのが大変

IT職種に関して詳しくない人にITエンジニアの印象を聞くと必ずと言っていいほどブラックな印象を持たれませんか?

そして印象通り、ITエンジニアとして働いているとストレスや悩みを抱えることがありますよね。

悩みを抱えたまま過ごしてしまうと精神的に追い詰められたり、体を壊してしまうかもしれません。

1度体を壊してしまうと元の日常に戻るのは大変です。

やぎどん
やぎどん

私自身もITエンジニア時代に同じ悩みを抱え、自分の体や大切な人との関係が壊れる寸前だった時期がありました。

しかし社内SEに転職したことによって残業は月5時間以下、年収は100万円アップさせることができ、家族や友人と過ごすプライベートな時間と生活のゆとりを手に入れることができました。

ITエンジニアが抱える悩みは社内SEに転職することで解決することができます

本記事ではITエンジニアから社内SEへの転職をおすすめする理由やメリットについて解説します。

  • ITエンジニアという仕事がつらいと感じている
  • プライベートな時間を確保して、もっと生活を充実させたい

このようなことを少しでも感じている方は、ぜひ最後までご一読ください。

本記事でわかること

  • ITエンジニアから社内SEへの転職をおすすめする理由
  • ITエンジニアが社内SEに転職するメリット
  • ITエンジニアが社内SEに転職する際の注意点

ITエンジニアがきつい人に社内SE転職をオススメする理由3選

ITエンジニアがきついと感じている人には社内SEへの転職がオススメです。

オススメする理由は以下の3つです。

ITエンジニアがきつい人に社内SE転職をオススメする理由3選

  1. ITエンジニアがきついと感じていることを社内SE転職で解消できる
  2. 元ITエンジニアの希少価値が高い
  3. 将来のキャリアプランが広がる

本章では社内SEへの転職をオススメする理由について詳しく解説していきます。

ITエンジニアがきついと感じていることを社内SE転職で解消できる

ITエンジニアがきついと感じる理由はさまざまです。

ITエンジニアとして働いていると以下のようなことを感じたことがあるのではないでしょうか。

この悩みは社内SEへ転職することで解消されます。

悩み解消
稼働時間が不規則で体がしんどい納期調整が可能で稼働時間を調整しやすい
顧客対応や納期に責任やプレッシャーを感じる社内のユーザー相手なので会話がフランク
周りの技術レベルが高くて不安周りの技術レベルはIT業界ほど高くない
技術を磨き続けられるか自信がない最新動向を追えれば、自分自身で磨かなくても問題ない

私もエンジニア時代に周りの技術レベルも高く、将来への不安を抱えていました。

悩みを解決するために行き着いた結論が社内SEへの転職。

社内SEは1つの企業のIT部門を担当するため、クライアントは同じ会社の従業員です。

同じ会社の人と仕事をするため、進め方の自由度やプレッシャーはITエンジニアの仕事とは全く違います。

無理な納期であれば相談して調整することが可能であり、問題が起きた時もすぐにユーザーと相談でき、課題解決に協力して取り組むことができます。

やぎどん
やぎどん

顧客からの無理な納期調整や急な仕様変更がなくなるだけで稼働がグッと下がります

また社内SEとして働いている人のバックボーンはさまざまです。

社内SEとして働いている人のバックボーン

  • 新卒で配属された
  • 他部署からの異動
  • 前職がIT関係で転職で中途入社
  • 前職が非IT関係で転職で中途入社

社内SEは人によってITスキルや知識にばらつきがあります。

もともと違う部署にいた人もいるため、社内SEにはプログラミングスキル・経験が全くない方も多いです。

仮にプログラミングができる人がいたとしても人材は圧倒的に不足しています。

そのためITエンジニアとして働いた経験は社内SEでは圧倒的アドバンテージになります。

システムベンダーとの打ち合わせや近年普及しているRPA、ノーコード・ローコードツールの構築の際は活躍することができるでしょう。

また人より得意なことがあることで心理的安全性が保たれ、不安やストレスを感じずに働くことができます。

元ITエンジニアの希少価値が高い

ITエンジニアは転職市場で見ても求人倍率が高く人材が不足していると言われています。

社内SEも同様に人材が不足傾向です。

企業は即戦力のIT人材を採用して、ビジネスの変革を進めていきたいと考えています。

しかし変革を進めていけるような即戦力のIT人材が採用できないというジレンマがあります。

下の図は経済産業省から発表されたIT人材に関するレポートの一部です。

IT人材の供給は年々少なくなる一方で、IT人材の需要は増え続けると予想されており、2030年に約59万人の
人材が不足すると言われています。

出典:経済産業省「ITベンチャー等によるイノベーション促進のための人材育成・確保モデル事業」

社内SEの中には部署変更で配属された人もいるため、ITスキルが高くない人も一定数います。

また社内SEの人数がいたとしても、会社が必要としているITスキルが伴っていない場合は、ビジネスの変革が進められません。

このような背景は、ITエンジニアが社内SEに転職するにあたって非常に有利です。

ITスキルを有している人材はどの企業も採用に前向きです。

選考通過率は他のライバルよりも高くなります。

入社時の条件面も交渉しやすく、もし納得のいく待遇が提示されなければ、他の企業を選べば問題ありません。

やぎどん
やぎどん

条件が合わない場合は無理に転職する必要ありません

企業としては想定していた給与より多少上がったとしても、IT人材を採用できない方が損失が大きいと考えるはずです。

社内SEという需要がある職種だからこそ、ITエンジニアの経歴が希少価値を上げ、いまよりも条件が良い環境で働ける可能性が上がります。

将来のキャリアプランが広がる

社内SEのキャリアプラン

  • 転職した会社でそのまま昇進を目指す
  • 社内SEとして条件のよい会社に転職
  • システム企画の経験を活かし、ITコンサルティングに転職
  • IT戦略の立案や推進を行うCIOに転職
  • フリーランスとして独立
  • エンジニア職に戻る

社内SEのキャリアプランは多様です。

ITエンジニアのキャリアパスも豊富ですが、エンジニア経験を持った社内SEになることでさらにキャリアプランを広げることができます。

転職先の企業で昇進を目指す上で技術的要素を理解していることは有利になります。

技術的なアドバイスができる上司は社内SEとして理想的。

同僚の中に似たような経歴の方がいなければ、あなたが技術要素に1番詳しい可能性が高いです。

社内SEの仕事の中でプログラミングスキルは伸ばすことが難しいので、この差はなかなか埋まりません。

あとは転職先の事業内容を理解すれば将来の管理職候補になります。

社内SEは違う職種に転職することも可能です。

年収アップしたい場合のおすすめは経営に関係するITコンサルティングやCIO。

ITコンサルティングやCIOの仕事内容は、最適解を考えて顧客企業や所属企業の改善を行うことです。

事業を理解した上で進める必要があるため、社内SEとして事業に密接したシステム企画の経験はアドバンテージになります。

社内SEからITコンサルティング転職で活かせる経験

  • システム企画の経験を他社事例とできる
  • 社内ユーザーのリアルな状況を把握している
  • 企業のシステム導入の流れ・手続きを理解できている

別の道ではエンジニア職に戻ることやフリーランスとして活動することも可能です。

ただし社内SEはシステム開発を外注化することが多いため、プログラミングスキルが伸びにくいです。

エンジニア職に戻るのであれば、自主的にスキルを伸ばす取り組みが必要になります。

ITエンジニアが社内SEに転職するメリット

社内SEにはITエンジニアではなかったメリットが多くあります。

社内SEに転職することで、悩みの多くを解決することができまる可能性があります。

ワークライフバランスが整う

私はITエンジニアから社内SEに転職し、現在も社内SEとして勤務しています。実際に社内SEとなって感じている最大の魅力は仕事量の調整の自由度が高いこと。ITエンジニアよりも残業が少なく、プライベートな時間を確保しやすくなりました。ワークライフバランスが整えやすい要因としては以下の通りです。

ワークライフバランスが整えやすい要因

  • 社内ユーザーがクライアントのため納期変更がしやすい
  • システムは外注が多いため稼働が上がりにくい
  • 勤務地が安定している

ITエンジニアは受注先の企業を相手に仕事をするため、顧客が決めた納期を遵守することを目標に計画を立てます。そのため顧客からの突発的な仕様変更があった際でも納期を変更せず、稼働時間を増やして対応することが多いため残業や休日出勤が発生します。

ITエンジニアは慢性的に残業や休日出勤があるわけでないです。しかし納期直前やトラブルが起きた時は稼働時間が高くなります。社内SEは稼働を抑えつつ仕事を進められるためプライベートな時間も大切にしたい方にはピッタリの職種です。

決まった場所で働ける

ITエンジニアは顧客先で開発するために常駐することがあります。常駐の場合、開発プロジェクトの終了とともに違う顧客先に移動するので頻繁に現場が変化します。顧客先ごとに仕事内容はもちろんのこと勤務地やオフィスの利用方法が異なるため変化によるストレスがかかります。

一方で社内SEは勤務地が変わることは滅多にありません。一定の場所で勤務するため環境の変化が少ないと言えます。他の職種でよく耳にする住宅購入直後の転勤といった話も社内SEであれば無関係。通勤時間も変わらず、生活リズムが整いやすいため地元で働きたい方や家族の都合で転勤を避けたい方にはオススメです。

ユーザーの声を直接聞ける

社内SEの大きなメリットの1つはユーザーの声を直接聞けること。システムのユーザーが同じ企業の社員であるため、フィードバックを迅速かつ直接的に受け取ることができます。ユーザーの声を直接聞けることで以下のような具体的なメリットがあります。

ユーザーの声を直接聞けるメリット

  • 迅速なフィードバック
  • ユーザーニーズを深く理解できる
  • 業務効率の向上
  • ユーザーからの感謝がモチベーションに繋がる

ユーザーと同じ企業に勤務していることで迅速なフィードバックが受け取れます。システムやツールに関する問題や改善点をすぐに把握できるため、問題の早期発見と解決が実現します。改善を繰り返すことでシステムの安定性が向上し、業務の効率化が図れます。

ユーザーのニーズを深く理解できる点も重要です。直接コミュニケーションを取ることでユーザーが抱える具体的な課題や要望を詳細に把握できます。適切で効果的なシステム改善や新機能の提案が可能となり、ユーザー満足度の向上につながります。

ユーザーと直接会話して改善を繰り返すことでユーザーと信頼関係を築くことができます。信頼関係があるとシステムに対する意見や要望をお互いに伝えやすくなります。これにより、SE側もユーザーの期待に応えるためのモチベーションが高まり、より良いシステム運用が実現します。

このように、社内SEはユーザーの声を直接聞くことで、システムの改善や業務効率の向上に大きく貢献できるのです。これが、社内SEとして働くことの大きな魅力の一つと言えるでしょう。

社内SEに向いている人

社内SEはITエンジニアとは異なる性質があります。
ITエンジニアが向いている、向いていないからといって社内SEにも当てはまるわけではありません。

コミュニケーションが取れる

社内SEは上流工程と言われる仕事が多くなります。特に社内のユーザーとはコミュニケーションを取る機会が多く、1人で黙々と仕事を進めることはあまりありません。

  • 悩みや課題を聞いて解決するのが得意
  • ユーザーの喜ぶ顔を近くで見たい
  • 人と話すのが好き

このような方は社内SEに向いていると思います。逆にコミュニケーションを取ることが苦手な方は社内SEになったとしても、ミスマッチとなってしまう恐れがあります。

経営に興味・関心がある

社内SEの仕事の1つは会社の課題を解決するためにシステムの導入や改修を推進すること。1つの会社に特化してシステムを企画していくことはITエンジニアでは体験できないことです。社内SEは技術的なことだけではなく、会社予算や費用対効果も考えながら進めていきます。システム導入では効果は期待できるが予算を大幅に超えているため導入できない場合もあります。技術者としてだけではなく経営者としての目線も養いたい方にとっては魅力的です。

ワークライフバランスを重視したい

社内SEはワークライフバランスが整えやすいためプライベートな時間を大切にしたい方に向いている職種です。社内ユーザーとの調整次第で残業時間を抑えることもできます。私の同僚も育児中の方や短時間勤務の方などライフスタイルがさまざま。時間的制約がある人でも調整次第で稼働時間を抑えられます。

社内SEに求められるスキル

社内SEはITエンジニアと仕事内容が異なるため、求められるスキルが異なります。社内SEに必要なスキルを理解して、適性があるかを見極めましょう。

ITの基本的な知識

社内SEの業務範囲は多岐に渡ります。課題解決やIT推進に必要なのはITに関する幅広い知識やスキル。
社内SEは1つの分野に特化したスペシャリストも重宝されますが、ゼネラリスト(幅広い知識を持ちさまざまな対応できる人)が好まれる傾向にあります。

資格を持っていると客観的にスキルを証明できるので転職時に有利です。資格取得を目指すのであれば以下のような資格がオススメ。

種類資格名
ITに関する資格・基本情報技術者
・応用情報技術者
・ネットワークスペシャリスト
・システムアーキテクト
クラウド系資格・AWS認定資格
・Microsoft Azure認定資格
・Google Cloud 認定資格
セキュリティ系資格・情報処理安全確保支援士
・シスコ認定資格

ITエンジニアとして経験があれば基本情報技術者レベルの知識が身に付いている可能性があります。資格を保有していなくても応募書類や面接で知識を有していることを説明できればOK。転職に有利になります。

要望を具体化する力

社内SEの仕事として社内のユーザーから現状の運用をヒヤリングして困りごとや課題を解決していくことがあります。ユーザーから具体的に実現したいことを伝えられる場合もありますが、相談のような形で「どうしたいかは決まってないけど困りごとを解決したい」といった話がくることもあります。

ITエンジニアでいう要件定義にあたるフェーズを行い、ユーザーの要望に沿った提案をしていきます。実現方法は会社によって方針が違うためシステムを導入するのか、すでに導入済みのツールを利用するのか、自社開発するのかを判断して進めます。

具体化する能力が長けていればユーザーの要望を満たすことのできる提案を行えます。反対に能力が十分でないとユーザーの要望を満たせないため信頼がなかなか得られません。ITエンジニアとしてすでに要件定義を経験している人にとっては同じような感覚で進められるので、このスキルはすでに習得している可能性が高くなります。

コミュニケーション力

社内SEでは社内のユーザーやシステムベンダーとコミュニケーションを取る機会が多くなります。とくに社内のユーザーとはヘルプデスクとして日頃から関わりがあります。ネットで調べれば解決できるような小さな問い合わせ内容も多く、「なんでこんなことを聞くんだろう…」と感じることもあります。

社内SEとしてユーザーのユーザーのサポートも重要な仕事の一部になるため丁寧に対応する必要があります。口頭での理解が得られない場合はマニュアル化することもあり、解決方法を伝えれば終わりということでもありません。

1人1人ITリテラシーが違うため話を聞きながらどういうことに困っているか、どういう説明をしたらうまく伝えることができるかを考えながら伝えていくことが必要です。こうした地道な積み重ねによって信頼関係を築くことができ、日々の業務に繋がっていきます。

ITエンジニアが社内SEに転職する際の注意点

社内SEはITに関する幅広い知識を求められたり、1つの企業で勤めるなどITエンジニアとは仕事内容が異なります。転職前にあらかじめ注意すべき点を理解することで仕事のミスマッチを減らせます。

IT専門性の低下リスク

ITエンジニアと社内SEの業務範囲の違い

  • ITエンジニア:システムの設計・開発に特化
  • 社内SE:システム企画、IT機器の管理、ヘルプデスクなど

社内SEは1つの会社のシステム企画やIT機器の管理がメインの業務となるため勤務先の事業内容や経営課題、システム状況に精通する必要があります。またシステムの設計や開発は外注化することが多いためITエンジニアと比較するとプログラミングをする機会は大幅に減ります

一方でITに関する幅広い業務を担当することになるためITエンジニアでは経験できないスキルや知識を身に付けることができます。仕事を円滑に進めるためには専門的な知識が必要になることもあるため、ITエンジニアとは違った専門性を伸ばすことが可能です。

人間関係の固定化

社内SEは1つの会社のITに関わる仕事を行うため社内のユーザーと協力して仕事を進めていきます。そのため転職をしない限りはユーザーが固定となります。苦手なユーザーがいる場合も付き合っていかなければいけない場合があります。

しかし人間関係はどの業界・職種であっても会社に勤めている限りは付きまとう問題です。年数が経過するほどユーザーとの関係性を深めていけるので仕事が進めやすくなるメリットもあります。人間同士なので性格や価値観が合う・合わないは必ずあると思うので、会社選びの際に会社の雰囲気や風土の見極めが重要になります。

雑務やIT以外の仕事もある

社内SEはITに関する仕事を担当するため機器の管理や廃棄、予算管理や報告資料の作成なども仕事の1つです。
仕事内容によってはやりたい仕事ではなかったり、価値を見出せずモチベーションが上がらないこともあります。
そういった仕事もやらなければいけない、業務範囲に含まれているということを事前に認識しておきましょう。

ITエンジニアはITスキルが同僚よりも高い可能性が高いです。スキルがあるからと言って雑務やIT以外の仕事に消極的だと同僚からの信頼は得にくくなります。どんな仕事でもあてはまりますが、雑務を積極的にやることで得られる信頼や築ける関係性もあるため、IT以外の仕事だったとしても積極的に取り組む姿勢が重要です。

社内SEの将来性

社内SEは企業の競争力を高めるためのキーパーソンになります。社内SEとしてのキャリアは今後ますます重要性を増していきます。

企業のIT化の推進は必須のため社内SE需要は増加

企業のIT化推進の理由

  • 人材不足解消・生産性向上のための業務効率化
  • 品質の向上のための人的ミス削減
  • 情報の共有や可視化によるビジネスチャンスの創造

現代のビジネスにおいてITを使わずに成長していくことは困難です。どんなビジネスモデルでもITを活用して成長を目指していかなければならないでしょう。IT人材は不足していると言われており、転職市場でもIT業界の求人倍率は近年常に高い傾向にあります。社内SEも例外ではなく、人材を確保したいが条件に合う人がなかなか見つからない状況は続いています。

社内SEは今後も需要があると考えます。ただし世の中のITに関するレベルはどんどん上がっているため、ITスキルを磨いていく努力をしなければなりません。普段の業務で伸ばせない分野があるのであれば自発的に学習に取り組む姿勢が重要です。

将来性は転職する会社も影響

将来性を重視した会社選びのポイント

  • 利益が出ている事業を行っている
  • 市場が伸びている業界に属している
  • IT投資(設備・人材)に積極的

社内SEの重要度、給与は会社によって大きく変わります。安定した雇用、高い報酬を望むのであれば利益が出ている事業を行っていてシステム投資に積極的な企業に転職する必要があります。利益が出ていない会社に転職してしまうと社内SEのポジションはコストセンター(業務にかかったコストだけが集計される部門)として扱われたり、システム投資が行われない可能性があります。このような環境ではモチベーションが低下し、再度転職しなければならない場合も出てくるでしょう。

業界選びも将来性を考えるうえで重要です。社内SEはITに関する職種ですが勤める会社がIT業界であるとは限りません。製造業や金融業など業種に関わらず社内SEのポジションがあるため転職先によって業界は異なります。利益が出ていたとしても衰退産業であればいずれ企業の利益は減少していきます。市場が伸びている業界の社内SEとなることで年収アップや安定雇用が望めるため、将来性を高めることができるでしょう。

社内SE転職事例

環境を変えたい人にとって転職は1つの選択肢になります。私自身もITエンジニアから社内SEに転職しました。転職により労働環境が大きく変わりました。どのように変わったか事例として紹介します。

社内SE転職で残業時間が激減

ITエンジニア:月間平均25~30時間 + サービス残業

社内SE:月間平均0~5時間(サービス残業なし)

私がITエンジニアだった時の月間の平均残業時間は40時間程度でした。ただしサービス残業をしていた期間や在宅勤務では残業が付かない会社に勤めていたこともあったため、実際の残業時間はもっと多かったです。21時ごろに帰宅することが常態化。繁忙期は連日終電で帰宅することもありました。

残業が当たり前の環境、仕事に合わせた生活が嫌で社内SEに転職しました。社内SEになったことで残業はほとんどなく定時で帰宅しています。同僚も定時で帰宅してそれぞれの趣味や家族との時間を楽しんでいます。

ただし社内トラブルが起きた際には残業してでも対応しなければならない時があります。残業が必要になるのは月に1回程度なので私は特に気にしていません。ITエンジニア時代と比較するとはるかに少ないので、むしろ残業することに特別感を感じることさえもあります。実際に社内SEになってみて社内SEが勝ち組と言われる理由を実感しています。

社内SE転職で年収が大幅アップ

ITエンジニアに比べて残業が減ることで年収も下がるのではないかと思われるかもしれません。私も社内SEに転職する前は同じことを思い、不安に感じていました。ふたを開けてみると年収はITエンジニア時代よりも上がりました。しかもただ上がっただけでなく残業が減り、休日も増えた上で年収も上がったため以前よりも働いていないのに年収が増えたという感覚です。

肝心の上り幅ですがITエンジニア時代よりも約50万円年収が上がりました。ただしこの数字はITエンジニア時代の残業が含まれているため、実際には100万円くらい年収が上がってると思われます。

また年間休日も現在は127日以上あり、こちらもITエンジニア時代と比較すると10日以上休日が増えています。仕事量が減って楽になっているのに年収が100万円上がるなんて転職前は思ってもいなかったので最初に年収を見た時は「どこで働くかでこんなにも変わるのか…」とかなり驚きました。

社内SE転職で仕事内容

私が社内SEになる際に仕事内容も不安の1つでした。どのような仕事をするのかは転職エージェントに確認したり、自分で調べることによって把握はしていましたが知っているのと実際にできるかは違います。

  • システム開発以外の業務に興味や関心が持てるか
  • サポート業務が自分にできるか

仕事内容について悩みを持ちながらも社内SEとなりました。転職後の仕事内容はやはり調べた通りでした。担当する領域は割り当てられますが元ITエンジニアという特性を活かした仕事であったためスムーズに入ることができました。

おすすめの転職エージェント

社内SEは人気の職種のため、転職ハードルは高い傾向にあります。
転職エージェントを利用することでキャリアアドバイザーがサポートしてくれるため転職ハードルはグッと下がります。
転職エージェントを利用するメリットについては社内SE転職で転職エージェントを利用するメリットと転職失敗しない理由を解説で解説していますのでご覧ください。

おすすめ転職エージェント4選

転職エージェントといっても調べるだけもたくさんあります。社内SEに転職するために選ぶべき転職エージェントを4つ厳選しました。どの転職エージェントを利用すればよいか悩んでいる方は4つの中から気になるサービスを利用しましょう。
【2024年最新版】社内SEおすすめ転職エージェント4選!メリット・デメリットも解説!

まとめ

ITエンジニアがつらいと感じる悩みは社内SEに転職することで解決します。今よりもさらによい条件で働きつつプライベートな時間を大切にしたい人は社内SEへの転職を検討しましょう。社内SEへの転職を目指す際は転職エージェントに相談することがオススメです。すぐに転職を検討していなくても登録しておくことで条件に合う求人情報を探してくれます。求人数の少ない社内SEですのでサービスをうまく利用して転職を成功させましょう。