- 理想の求人がなかなか見つからない
- どんな会社を選べばいいかわからない
- 求人の中から1番いい条件の求人を選べばいいの?
転職活動をしていると理想の求人がなかなか見つからないときがあります。
そんな時期が続くと焦りや不安になりますよね?
理想の求人がないときは無理して選んではいけません。
この記事でわかること
- 社内SEにとって会社選びが重要な理由
- 理想の求人が見つからない時の対処法
- 会社選びでやってはいけないこと
では早速結論です。
理想の会社が見つからない時の対処法は以下の2つです。
理想の会社が見つからない時の対処法
- 時間を空ける
- 別の転職エージェントに登録する
理想の会社が見つからなくても不安にならないために、ぜひ最後までご一読ください。
社内SE転職の成功の秘訣は会社選びが9割
社内SE転職の失敗の多くは会社選びの失敗によるものです。
- 会社風土や価値観が合わない
- 希望する仕事ができない
- 待遇がよくない
これらの理由は会社選びで失敗しなければ回避できる可能性は高いです。
会社選びを失敗してしまうとストレスや無駄な労力がかかります。
- 価値観の合わない相手と毎日ストレスを抱えながら仕事をする
- 再度転職するために忙しい中、時間がかかる
- 待遇が悪く、生活で我慢しなくてはいけない
また早期の転職を繰り返すことになるため、転職活動にも影響する可能性があります。
せっかく競争倍率の高い社内SEになるんだったら、転職失敗は避けたいですよね?
こうならないためにも転職活動中、『会社選び』が1番重要です。
社内SEは仕事の多くが社内で完結するため、どの会社に転職するかで仕事へのやりがいや満足度が変わります。
不安やあせりにかられて、早く転職するために会社選びを妥協すると失敗します。
- 内定が全然取れない
- すでに退職してしまっている
- 今の会社をとにかく早くやめたい
反対に自分に合う会社選びさえできれば、ストレスを感じず、満足感を持って働き続けることができます。
- 価値観の合う上司や会社風土
- 自分のキャリアに繋がる仕事に挑戦できる
- 満足できる待遇
こんな職場だったら誰も失敗だなんて思わないですよね
もう1度言いますが、転職活動で1番重要なのは『会社選び』です。
ここさえクリアできれば、9割は成功したも同然です。焦らずに理想の会社を選びましょう。
社内SEの理想の求人が見つからない時の2つの対処法
社内SEへの転職を目指している中で、なかなか求人が見つからない時があります。
- いつも同じ求人しか出てない
- 求人が出る件数が少ない
- 求人が出ても条件に合わない
このような時の対処法は2つあります。
理想の社内SE求人が見つからない時の2つの対処法
- 時間を空けてみる
- 別の転職エージェントに登録する
それぞれの方法について解説します。
時間を空けてみる
社内SEは1社あたりの所属人数が少ない傾向にあります。そのため求人が出たとしても募集人数が1名のことも多く、人気の企業であればすぐに募集が終了してしまいます。
求人の有無には時期的な要素もあります。dodaの新規求人数の月別推移を見てみましょう。
時期による新規求人数の違いが明確に表れています。
求人数の多い時期:1月、6月、9月、10月
求人数の少ない時期:3月、5月、11月
求人が見つからないと悩んでいる時期が求人数の少ない時期なのであれば、1~2か月待つことで求人数が増加する傾向にあります。
また新規求職申込件数も見てみましょう。
傾向として見えるのは以下です。
- 1月から4月にかけて求職者が増える
- 4月をピークに12月にかけて減少していく
新規求人数と新規求職者申込件数を考慮した、転職に最適な時期を一覧にしました。
月 | 求人数 | 求職者数 | 転職時期 |
1月 | 多い | 普通 | 狙い目 |
2月 | 普通 | 普通 | 可もなく不可もなく |
3月 | 普通 | 多い | ライバルが多くスピード勝負 |
4月 | 普通 | 多い | ライバルが多くスピード勝負 |
5月 | 少ない | 普通 | 選べる会社が少ない |
6月 | 多い | 普通 | 狙い目 |
7月 | 普通 | 普通 | 可もなく不可もなく |
8月 | 普通 | 普通 | 可もなく不可もなく |
9月 | 多い | 普通 | 狙い目 |
10月 | 多い | 普通 | 狙い目 |
11月 | 少ない | 少ない | 徐々に求人が増えるため狙い目 |
12月 | 普通 | 少ない | 狙い目 |
3~5月はライバルが多く、応募や選考のスピードが転職の成否を握ります。この時期での転職がうまくいかずに悩んでいるのであれば、もう少し待って6月~1月の間で転職を検討してみてはいかがでしょうか?
時間を空けるメリット
時間を空けた場合、すぐに転職はできませんがメリットもあります。
時間を空けるメリット
- 条件の良い企業に出会える可能性がある
- 後悔する転職をする必要がなくなる
- 書類や面接の準備期間に充てられる
無理した転職にはならないため、後悔せずに理想の求人を探すことができます。
また空けた時間で転職活動の準備を進められるといったメリットがあります。普段働いていて、なかなか転職活動に時間が取れない人は、この間に準備を進めましょう。
時間を空けるデメリット
時間を空けることで必ずしも転職が成功するとは限りません。
時間を空けるデメリット
- 理想の求人が出るとは限らない
- 必ず転職できるとは限らない
時間を空けたとしても理想の求人が出るとは限りませんし、求人が出たとしても転職できるとも限りません。
あくまで求人を探せる・見つけられるだけなので準備は怠らないようにしましょう。
時間を空けることが向いている人
前述したように転職時期には傾向があります。狙い目の時期まで時間を空けることが向いている人の特徴は以下です。
時間を空けることが向いている人
- いまの職場でもある程度は満足している
- 希望の条件は譲れない
勤めている会社でも、不満はあるけど、ある程度は満足できている場合は時間をかけても問題ありません。
じっくり求人を眺めながらチャンスが来た時に掴めるように淡々と準備を進めましょう。
時間を空けることが向いていない人
時間を空けることが向いていない人は以下のような人です。
時間を空けることが向いていない人
- なるべく早く転職したい
- 希望条件を緩和することができる
特にいま勤めている会社を早く辞めたいと考えている人は、その会社で働き続けなければいけません。
早く転職したいと考えているのであれば、タイムリミットを設けて、その間で転職を完結できるように計画しておくと転職活動が長期化せずに済みます。
別の転職エージェントに登録する
理想の求人が見つからない時は『別の転職エージェントに登録する』のも1つの方法です。
別の転職エージェントに登録するメリット
複数の転職エージェントに登録することは、出会えるポイントを増やせるので以下のようなメリットを感じられます。
別の転職エージェントに登録するメリット
- 新たな求人に出会える
- キャリアアドバイザーの新たな視点でサポートを受けられる
Webサイトで閲覧できる求人は誰でも見ることができますが、転職エージェントは登録した人にしか紹介しない非公開求人を抱えています。
別の転職エージェントに登録することで、今まで出会えなかった会社の求人にアクセスできる可能性が上がるので理想の求人を見つけやすくなります。
またキャリアアドバイザーも人によって視点や特徴が異なるので、違った視点のアドバイスや求人の紹介も期待できます。
別の転職エージェントに登録するデメリット
別の転職エージェントに登録することでデメリットも生じます。
別の転職エージェントに登録するデメリット
- エージェントとやりとりする時間がさらに増える
すでに登録している転職エージェントとは違うサービスに登録することになります。
- 新規登録
- 初回面談
- 求人の紹介
このようなことは改めて入力、説明する必要があります。
また求人紹介を受けた際には会社情報を教えてもらうために面談や電話連絡する時間を作らなければなりません。
たくさんのエージェントに登録することは管理に時間が費やすことになります。
別の転職エージェントに登録することが向いている人
では別の転職エージェントに登録するのは、どんな人に向いているのでしょうか?
別の転職エージェントに登録することが向いている人
- 今すぐに転職したい
- 時間に余裕がある
- エージェントのいろんな意見を参考にしたい
今すぐに転職したい人は必須ですね。
すでに登録している転職エージェントでは、求人が見つからないのであれば新しい求人を見つけに行くしかありません。
時間には余裕がある人や、セカンドオピニオンのように他のキャリアアドバイザーからも自分の市場価値を確認したい人はぜひ登録してみましょう。
別の転職エージェントに登録することが向いていない人
別の転職エージェントに登録することが向いていない人
- これ以上転職に時間をかけられない
- 複数エージェントとのやりとりが苦手な人
別の転職エージェントに登録すると、より転職活動に時間をかけることになります。
- 働きながら転職活動をしていて時間に余裕がない
- 帰宅すれば子育てや家事で手が回らない
時間的余裕がない人にとってはキャパオーバーになる可能性が高いです。
またコミュニケーションが苦手な方にとっては、初対面のキャリアアドバイザーと1から関係を構築することでストレスを感じてしまうかもしれません。
求人が見つからないときのNG行動3選
求人が見つからないときは不安や焦りを感じますが、冷静に動かなくてはいけません。
求人が見つからないときのNG行動は以下の3つです。
- 転職の軸を変える
- 条件に合わない会社を選ぶ
- チェックポイントでNGの会社を選ぶ
ここでは理想の求人が見つからないときのNG行動を3つ解説します。
NG行動①:転職の軸を変える
転職の軸とは『この転職で必ず実現させたいこと』を指します。
転職の軸は以下のステップで作成します。
- 理想の生活をイメージする
- 現状と理想のギャップを洗い出す
- ギャップを埋めるために重要なことを選ぶ
- 優先順位をつける
転職の軸を変えるということは、理想の生活が遠のくことになります。
理想の生活はあなたが思い描いたものであり、誰かが決めたものではありません。
転職の軸を変えても理想の生活を達成するためには、いずれその差を埋めることが必要です。
もし転職の軸のハードルが高すぎて達成できそうにないのであれば以下のような考え方で変えましょう。
- 最終的なキャリアを目指すために、今回の転職はキャリアアップの足掛かりにする
- 理想の生活を達成するために別の職種を模索する
NG行動②:条件に合わない会社を選ぶ
自分で決めた理想とかけ離れた会社を選ぶのは、転職での失敗に直結する行動です。
仮に『社内SEになる』という目標が達成できたとしても、条件に合っていないことでいずれ会社に不満を抱き、再度転職しなければいけなくなる可能性が高くなります。
焦りや不安から最初に決めた条件と合わない会社を選ぶのはやめておきましょう。
NG行動③:チェックポイントでNGの会社を選ぶ
希望の条件を満たしていたとしても、優良企業であるかどうかは別の問題です。
以下の会社選びのチェックポイントは必ず抑えておきましょう。
- 転職の軸に合っているか
- 給与や休日は平均以上か
- 仕事内容はやりたいことか
- システム担当者の体制が整っているか
- 会社の売上は右肩上がり化
- 会社の評判が著しく低くないか
- 企業文化や上司との価値観が合いそうか
会社選びのチェックポイントについてはこちらでもっと詳しく解説しています。
チェックポイントでNG項目がある場合、後悔につながる可能性が高いです。
チェックポイントをクリアしているか確認しましょう。
会社選びで後悔しないためにやるべきこと5選
転職で後悔しないためには、会社選びを間違えてはいけません。
会社選びで後悔しないためには以下の5つを行いましょう。
会社選びで後悔しないためにやるべきこと
- 転職の軸を決める
- 転職エージェントに登録する
- 口コミサイトを確認する
- 公式HPを確認する
- 有価証券報告書を確認する
この5つを抑えるだけで後悔する確率がグンッと下がります。
転職する気がなくても転職エージェントには登録しておく
ここまでで会社が見つからないときの対処法を解説してきました。
- 今の会社に不満はない
- キャリアアップも目指していない
- そもそも社内SEになることに不安を感じる
読者の中にはこのように感じている人もいるはずです。
そのような人でも転職エージェントには事前に登録しておくことをオススメします。
理由は以下の2つ。
転職する気がなくても転職エージェントには登録しておくべき理由
- 会社をいつでも転職活動を始められる状態にできる
- 自分の市場価値が知れる
会社で理不尽なことがあったとき、上司に対して「めっちゃムカつく!一緒に仕事したくない」と思ったことありませんか?
ちなみに私はあります!たくさんあります!
ただ冷静になると「生活があるからすぐにやめて無職にはなれない…」と、我慢して仕事を続けることになると思います。
そんなときにすでに転職エージェントに登録していれば、いつでもキャリアアドバイザーに相談して転職活動をスタートすることができます。
どんな求人があるかも知っていて、さらにその求人が今の会社より条件が良ければ
いつでもやめる準備が整っている
そんな状態にでき、心に余裕ができますよね。
心に余裕が出ると多少の理不尽でも、「はいはい、そうですね」くらいで流せるようになります。
早めに準備しておくことで焦って転職する必要がなくなるので、結果的に後悔しない転職活動につなげることができるのです。
まとめ
本記事では社内SEへの転職時に、理想の求人が見つからない時の対処法について解説しました。
理想の求人が見つからない時の対処法は以下です。
理想の会社が見つからない時の対処法
- 時間を空ける
- 別の転職エージェントに登録する
求人数や求職者数は時期によって多い・少ないがあります。
理想の求人がないときは時間を空けてみましょう。
狙い目の時期は1月・6月・9月・10月・11月・12月です。
月 | 求人数 | 求職者数 | 転職時期 |
1月 | 多い | 普通 | 狙い目 |
2月 | 普通 | 普通 | 可もなく不可もなく |
3月 | 普通 | 多い | ライバルが多くスピード勝負 |
4月 | 普通 | 多い | ライバルが多くスピード勝負 |
5月 | 少ない | 普通 | 選べる会社が少ない |
6月 | 多い | 普通 | 狙い目 |
7月 | 普通 | 普通 | 可もなく不可もなく |
8月 | 普通 | 普通 | 可もなく不可もなく |
9月 | 多い | 普通 | 狙い目 |
10月 | 多い | 普通 | 狙い目 |
11月 | 少ない | 少ない | 徐々に求人が増えるため狙い目 |
12月 | 普通 | 少ない | 狙い目 |
出会える求人数を増やしたいのであれば別の転職エージェントに登録する方法もオススメです。
求人は転職エージェントによって異なりますので、まだ出会えていなかった求人にアクセスするために別の転職エージェントに登録することも対処法の1つになります。
また市場動向や求人数の傾向をつかむには転職エージェントを活用して動向を把握するのが効率的です。
傾向をつかみ、転職エージェントをうまく活用しながら転職活動を進めていきましょう。