実体験からあるある31選で社内SEの仕事内容を解説!勝ち組?つらい?

実体験からあるある31選で社内SEの仕事内容を解説!勝ち組?つらい?
  • 他の会社の社内SEってどんな仕事ぶりなんだろう
  • というかそもそも社内SEって普段何してんの?
  • 勝ち組って言われているけど本当なの?

社内SEの普段の仕事ぶりってブラックボックスでなかなか見えてこないですよね?

私も社内SEになるまでは、仕事ぶりが分からず不安を感じていました。

この記事では現在社内SEとして勤務している筆者の目線から、社内SEの仕事ぶりを『あるある』で解説します。

記事を最後まで読むことで、社内SEがどんな仕事なのか、日常でどんなことが起きるのかを理解できます。

社内SEへの転職を検討されている方はぜひ最後まで一読ください。

あるあるだけ見たい人は以下をクリックしてください。

この記事でわかること

  • 社内SEの普段の仕事ぶり
  • 社内SEの快適ライフ
  • 社内SEになるためにすること

社内SEとは

社内SEとは、勤め先となる1つの企業のIT部門全般を担当する職種を指します。

ITの何でも屋として、社員からの問い合わせやシステム化の推進を行います。

もっと詳しく社内SEの仕事を知りたい人はこちらをご覧ください。

日常あるある8選

社内SEとして過ごす日常で起こる『日常あるある』を紹介します。

1.仕事中ネットサーフィン

情報収集も社内SEの立派な仕事です。ネットニュースから最新のITに関する情報やセキュリティ事故の情報を得られます。

ネットニュースを見て最新技術を追いつつ、ちょっと興味のある趣味のページを…

あ、関連記事でもっと面白そうなのが…

やぎどん
やぎどん

気付いたら1時間くらい経ってることもあります

真面目に情報収集しているときはITmediaIPA(情報処理推進機構)を見ることが多いです。

2.遊びも仕事になる

社内SEは自社システムの管理を行うため、最新のシステムや技術に触れる機会を作らなければ、どんどん情報が劣化していきます。

興味のあるものは自分から挑戦していく必要があります。

「この言語触ったことないな」と思ったら自己学習で簡単なプログラムを作ってみたり、ユーザーの困りごとが聞こえてきたら自分の仕事じゃなくてもシステムを探してみたり。

自分の興味のあることをやることが「スキル習得」や「情報収集」として仕事の1つになります。

やぎどん
やぎどん

没頭し過ぎて、他のことがおろそかにならないように注意が必要です

3.目が悪くなりそう

1日中パソコンの画面と向き合って仕事しているので、「単純に目が悪くなりそうだな」と感じます。

けれど、IT業界に10年以上いても視力は裸眼で1.0以上。

関係ないのかなと思いつつも日々不安を感じます。

やぎどん
やぎどん

もし目が悪くなったらレーシックで視力を取り戻そうと思ってます

4.外出が新鮮

社内SEは同じ会社のユーザーと仕事をするので、外出機会がほぼありません。

というか普通に仕事してたら外出はほぼ皆無。

たまにセミナーや展示会で日中に外に出るとめちゃめちゃ新鮮で、開放感MAXです。

やぎどん
やぎどん

でも体力不足ですぐ疲れちゃうんですけどね

5.社内の人から『楽そう』と思われる

業務が幅広いと言えど、仕事の大半がパソコンで済んでしまう社内SE。

そのせいでユーザーからは「情シス(社内SEの社内での呼び方)は楽そうでいいな」「情シスになりたい」なんてことを言われています。

きっと一生懸命仕事に取り組んでいたら「全然楽じゃないから!!!」と反論するところなんですが、

自分でも楽だと感じている私は「えへへ」と笑ってごまかしてます。

6.OSアップデートは事件

定期的に訪れるWindowsのアップデート。

これはもう社内SEにおける事件です。やることが一気に増えます。

影響度合いや社内へのアナウンス、アップデートに関する問い合わせ対応は社内SEの仕事。

利用しているシステムが新しいOSに対応しないとなった日には、波乱の幕開けです、

7.ユーザーからの相談は口頭説明のみ

ユーザーから打ち合わせの招集がかかり、会議の場に行くと大体会話ベースで話が始まります。

「うんうん」と聞きながらメモを取っていても、最終的に「ん?何が伝えたかったの?」となることもしばしば。

結局その場では解決せず、認識齟齬がないように資料に起こして、次回打ち合わせですり合わせをしています。

やぎどん
やぎどん

きっとこれが無駄な会議の温床。

8.ベンダーがユーザーに与える影響は神

相談を受けた際に、「こうした方がいいんじゃないですか?」なんてアドバイスすることもあります。

しかし人によっては今のやり方を変えたくなかったり、すでにやりたい方法が決まっていたりして難色を示します。

こういう人に有効なのは第三者からのアドバイス。

ベンダーの人が同じ提案すると神の一声によってスッと受け入れて動き出します。

やぎどん
やぎどん

毎回、えーーーってなります。同じこと言ってるのに。

トラブル・問い合わせあるある14選

社内SEにはトラブルがついて回ります。『トラブル・問い合わせあるある』を紹介します。

1.月曜の朝はトラブル率高め

休み明けでなかなか仕事モードに入れない月曜日。

そんな時に限ってユーザーから電話やチャットが入ります。

「Web会議ができない」「パソコンが立ち上がらなくなった」

土日になんかした?ってレベルで不具合が起きます。

やぎどん
やぎどん

月曜の朝くらいゆっくりさせてよ…と思いながら対応します

2.トラブルにより目が覚める

社内SEの仕事は何もないとゆったりしているので、お昼休み明けはウトウト…。

「仕事モードになれないし、ネットサーフィンでもしようかな」と考えているときに入るチャットや電話でのトラブルの連絡は目が覚めます。

起こしてくれてありがとう。

3.トラブルは祭り

トラブルは毎日発生しません。何もない日は本当に何も起こりません。無風。

だからこそ起きた時の破壊力は半端ないです。

ヤバければヤバいほどみんなでワイワイ対応しています。

やぎどん
やぎどん

きっと上司は気が気じゃないと思いますが、私は楽しんでます。すみません。

4.ユーザーの「何もしてない」は99%虚偽

問い合わせが来てヒヤリングをして、「なんかしました?」とユーザーに聞くと「何もしてない」と言います。

これは虚偽です。少なく見積もっても99%は虚偽。(言いすぎ)

大体操作ミス、設定ミスや無意識のうちにキーワードに手が当たってたとか原因があります。

やぎどん
やぎどん

簡単に人を信じてはいけません。

5.帰宅直前の通知

「もうすぐ定時だ。帰ったら何しようかな」

余裕を持って退社の準備を進めているときに入るチャットは要注意。

開いたら最後、定時では帰れなくなります

でも開かないのも気になるから、見てしまい残業確定。

6.とりあえずキャッシュクリア

ブラウザで起動するアプリやWebサイトに関する問い合わせ。

これらは全てキャッシュのクリアで解決します。(言いすぎ)

やぎどん
やぎどん

原因が分からないときはとりあえず試してみてください。

7.とりあえず再起動

パソコンの動作不良やデスクトップアプリの挙動に関する問い合わせ。

これらは全てパソコンの再起動で解決します。(だから言いすぎ)

やぎどん
やぎどん

原因が分からないときはとりあえず試してみてください。

8.再インストールも常套手段

キャッシュクリアや再起動を試しても改善しないときもあります。

そんな時はちょっとめんどくさいですけどアプリの再インストール。

これで全て解決します。(もうええって)

9.結局は時間が解決してくれる

問い合わせの中には、どんなに手を尽くしても挙動が全く改善しないときが稀にあります。

退勤時間も近づいてきて、「明日にしましょうか」と提案することもあります。

翌朝、気になってユーザーのところに向かうと「直しました!」と満面の笑みで回答してくれるユーザー。

何かしたのか聞いても、何もしておらず、原因も解決策は不明のまま解決するのでした。

やぎどん
やぎどん

原因不明のまま解決することは多々あります。

10.固定客の誕生

問い合わせに親切に対応すると固定客が生まれます。

1度できた固定客はなかなか離れず、問い合わせは必ずその人に来ます。

部内でも「ねみこ=○○さん担当」みたいな感じで定着。

固定客がいる限り、一生食いっぱぐれることはありません。

11.検索すればわかることも聞かれる

固定客であればあるほど、距離感が近くなるので簡単なExcel操作や専門外のことまでいろいろ聞かれます。

中には検索すれば、私よりも親切・丁寧に解説しているサイトもあるのにわざわざ聞いてくることもあります。

関係を築くことは一長一短ですね。

12.めちゃめちゃ感謝される

問い合わせ対応するとめちゃめちゃ感謝されます。

自分にとっては当たり前の知識でも、ユーザーからしたら神に見えるみたいです。

自分でも役に立てるんだなと日々実感できるのが社内SEのいいところ。

やぎどん
やぎどん

ユーザーからの感謝の言葉は社内SEのやりがいです

13.家に帰るとひらめく、そして翌日忘れる

ユーザーの悩みを解決するためにシステムの仕様や解決策を考えるのも社内SEの仕事です。

でも本当に何も思いつかない日もあります。そんな日は諦めて帰ります。

そして家に着くとアイデアがひらめきます。これぞリラックス効果。

「明日の仕事が楽しみだ」と眠りにつくと、翌朝アイデアを忘れます。

14.必殺「あたりはずれ」

社内SEとして働いていると原因不明の故障や動作がおかしいときに出会います。

メーカーに問い合わせたり、ネットで調べたり、いくら手を尽くしても直せません。

そんな時は一言、「あたりはずれがあるからな~」でユーザーは納得します。

やぎどん
やぎどん

乱用するとだんだん効かなくなります。

転職あるある9選

社内SEへの転職活動中、転職後に感じる『転職あるある』を紹介します。

1.求人が見つからない

人気の社内SEの求人は本当に一瞬で消えます。

そのためなかなか希望の求人に辿り着けません。

そもそも求人数自体も少ない傾向にあるので、いばらの道です。

やぎどん
やぎどん

良い求人はすぐ消えるので、反対にいつも出ている求人は要注意です。

2.まったり具合に驚愕する

社内SEに転職すると驚愕の事実を知ることになります。

ま、ま、まったり過ぎる!

楽園みたいな仕事があることにびっくりしました。

3.残業が少なすぎて驚く

社内SEに転職するともう1つ驚くことがあります。

ざ、ざ、残業が…ない!

ほぼ定時退社なので月10時間いけば残業が多いくらいです。

やぎどん
やぎどん

前職まで残業60時間していたのに、急に定時に帰れるので心配になりました。

4.簿記が意外と重要

簿記の知識はIT業界には関係ないように見えて、意外に重要になります。

会計システムの仕様検討や会計データの調査時には、簿記を知らないと会話に入れません。

簿記資格がなくてもなんとかなりますが、あった方が転職も転職後の活躍もしやすくなります。

5.自己学習の大切さに気付く

社内SEとして何も考えずに過ごすと、社内システムに関係することしか身に付きません。

これは事実です。

ただ時間に余裕ができるので、自分の興味のあることを学ぶ時間はできます。

やぎどん
やぎどん

自己研鑽に励める人にとっては良い環境

6.IT業界あがりだと無双できる

SESやSEとして開発現場や設計経験があると、IT業界の仕組みの理解、知識・スキルが身に付いてるのでアドバンテージになります。

もっと言うと知識やスキルが少ししかなくても、IT業界出身というだけで「なんかすごそう」感が出ます(笑)

一定の経験があれば、難なく仕事ができるので楽ちんです。

やぎどん
やぎどん

逆に言えばIT業界出身というだけで勝手にハードルが上がってます。

7.SEと付いてもプログラミングができる人は希少

社内SEは名称にSE(システムエンジニア)とついていても、実態はSEの仕事とはかけ離れています。

理由は新卒での配属や他の部署からの異動によって、社内SEになる人もいるためIT業界未経験という人も多くいるからです。

システム開発を外注化していれば、なおのことプログラミングとは無縁です。

やぎどん
やぎどん

だからこそIT業界出身者、とくにプログラミングができると希少価値が上がります。

8.1人情シスは詰むことを知る

会社によって、仕事の範囲が広い社内SEのポジションを1人で担うことがあります。

社内SEになって、1人でこなすのは絶対無理だと感じます。

仮にこなせたとしても、365日臨戦態勢でいる必要があるので、かなり大変だと思います。

社内SEになったからこそ、『1人情シス』がきついことを実感します。

9.結局会社による

社内SEの仕事の良し悪しを決めるのは結局は勤め先の企業によることがわかります。

会社風土、求められる役割、ワークライフバランスといった環境は企業ごとに違うので、

選ぶ企業を間違えると社内SEになったことを後悔します。

快適な社内SEライフを過ごすためには、より働きやすい会社を選ぶことが重要です。

社内SEになるためにはどうしたらよいか

快適な社内SEライフを送るためには事前準備がとても重要です。ここからは社内SEになるためにやるべきことを解説します。

社内SEの仕事を知る

まずは社内SEという仕事について正しく理解しましょう。「正しく」というのはイメージに流されず、事実を把握するということ。社内SEがどういった特徴やメリット・デメリットがあるかを把握することで、社内SEに転職しても後悔せずに働けます

社内SEの仕事内容をもっと詳しく知りたい人にはこちらの記事もおすすめです。

スキル・資格を身に付ける

社内SEになる前にスキルや資格を身に付けておくことで、客観的にスキル・知識を証明できます。

ただしIT系の資格であれば何でも良いわけではありません。実務に関係のある資格を取得しておくことが重要です。おすすめの資格は以下になります。特におすすめなのは基本情報技術者。IT全般の基礎知識が習得できているレベルなので、社内SEを目指すのであれば持っていたい資格です。

種類資格名
ITに関する資格・基本情報技術者
・応用情報技術者
・ネットワークスペシャリスト
・システムアーキテクト
クラウド系資格・AWS認定資格
・Microsoft Azure認定資格
・Google Cloud 認定資格
セキュリティ系資格・情報処理安全確保支援士
・シスコ認定資格
その他資格・日商簿記検定

企業を厳選する

快適な社内SEライフを送れるかは会社選びで決まります。当たり前ですが、会社が良ければ社内SEになってよかったと思いますし、悪ければ社内SEになったことを後悔します。それくらい選ぶ会社によって感じ方が異なります。

より良い会社を選ぶためには事前の情報収集が必要です。社内SEの転職は競争率が高いためスピード勝負なところもあります。事前に優良企業の情報を把握することで、求人に対して素早く行動することができます。

会社の探し方や見つけ方が分からない人は、ライバルの少ない優良・ホワイト企業の見つけ方!社内SE転職でのオススメはグローバルニッチ!を参考にしてみてください。転職確率を挙げられる企業の見つけ方を解説しています。

転職エージェントを活用する

1人で転職活動を進めることは可能ですが、社内SEに転職するのであればオススメしません。理由は社内SEの労働環境が会社によって大きく異なるためです。会社事情を把握しないで転職してしまうと後悔する可能性が高くなります

そこで活用したいのは転職エージェント。転職エージェントを利用することで専属のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしてくれます。求人の紹介や企業の内情、募集背景について、キャリアアドバイザーから詳細な情報を聞けるため、企業選びの失敗確率を大幅に下げることができます。

以下記事では転職エージェントの活用のメリットについて解説しています。転職エージェントについてもう少し知りたい人はご一読ください。

社内SE転職で転職エージェントを利用するメリットと転職失敗しない理由を解説

いくつもある転職エージェントの中からどれを選べばいいかわからない人向けに、オススメの転職エージェントを厳選した記事を用意しています。悩んでいる方はこの中から選んでみてください。

【2024年最新版】社内SEおすすめ転職エージェント4選!メリット・デメリットも解説!

まとめ

本記事では社内SEのあるあるを紹介しました。

社内SEのあるあるいかがだったでしょうか?なんだか楽そうですよね。

社内SEのあるあるは以下です。

日常あるある8選

  1. ネットサーフィンも仕事になる
  2. 遊びも仕事になる
  3. 目が悪くなりそう
  4. 外出が新鮮
  5. 社内の人から『楽そう』と思われる
  6. OSアップデートは事件
  7. ユーザーからの相談は口頭説明のみ
  8. ベンダーがユーザーに与える影響は神

トラブル・問い合わせあるある15選

  1. 月曜の朝はトラブル率高め
  2. トラブルにより目が覚める
  3. トラブルは祭り
  4. ユーザーの「何もしてない」は99%虚偽
  5. 定時直前の問い合わせ
  6. とりあえずキャッシュクリア
  7. とりあえず再起動
  8. 再インストールも常套手段
  9. 結局は時間が解決してくれる
  10. 固定客が生まれる
  11. 検索すればわかることも聞かれる
  12. めちゃめちゃ感謝される
  13. 家に帰るとひらめく、そして翌日忘れる
  14. 必殺「あたりはずれ」

転職あるある9選

  1. 求人が少なすぎる
  2. まったり具合に驚愕する
  3. 残業が少なすぎて驚く
  4. 簿記が意外と重要
  5. 自己学習の大切さに気付く
  6. IT業界あがりだと無双できる
  7. SEと付いてもプログラミングができる人は希少
  8. 1人情シスは詰むことを知る
  9. 結局会社による

快適な社内SEライフを送るためには、まずは社内SEにならなくてはいけません。

社内SEになるためにやることは以下の4つです。

  • 社内SEの仕事を知る
  • スキル・資格を身に付ける
  • 企業を厳選する
  • 転職エージェントを活用する

社内SEは会社によって労働環境が全く違うので、企業選びが超重要です。

失敗しない企業選びをするためには転職エージェントの利用がオススメ。

転職エージェントを利用することで、専属のキャリアアドバイザーが企業情報や募集背景といった公開していない情報を得ることができます。

転職エージェントの活用のメリットについては以下で詳しく解説しています。
社内SE転職で転職エージェントを利用するメリットと転職失敗しない理由を解説

いくつもある転職エージェントの中からどれを選べばいいかわからない人向けに、オススメの転職エージェントを厳選した記事を用意しています。

悩んでいる方はこの中から選んでみてください。

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