社内SEに転職しようとしても働きながら転職するのは時間がなく、求人数も限られていてとても大変ですよね?
時間のない中で希望の条件に合った社内SEへの転職を考えているなら、転職エージェントの利用がオススメです。
私は転職の際に『転職サイト』と『転職エージェント』の両方を利用した経験がありますが圧倒的に『転職エージェント』がオススメです。『転職エージェント』を利用し、働きながら約2か月で転職先が見つかり、年収も100万円ほどアップすることができました。
本記事では、転職エージェントを活用することで得られる7つのメリットと転職エージェントを利用すべき3つの理由を詳しく解説します。理想の職場を見つけるための第一歩として、ぜひ参考にしてください!
転職サイトと転職エージェントとの違い
転職活動を始めるには転職サイトや転職エージェントといった転職支援サービスを利用するのが一般的です。しかし転職サイトと転職エージェントでは提供しているサービスの内容が違います。ここでは転職サイトと転職エージェントの違いと特徴について紹介します。
転職サイトとは
転職サイトは企業からの求人情報や転職に関する情報が掲載されているWebサイトです。多くの求人情報が掲載されているため求職者の希望条件に応じて検索し、閲覧・応募します。応募後の企業との連絡は求職者自身で行っていきます。求職者が自分自身で転職活動を進めていくのが特徴です。
転職エージェントとは
転職エージェントは求職者と求人企業のマッチングをサポートしてくれるキャリアアドバイザーのことを指します。求職者の経験やスキル、希望条件に応じて求人企業を紹介してくれます。応募後のサポートも充実しており、求職者の代わりにキャリアアドバイザーが企業との日程調整だけでなく条件交渉なども行ってくれます。
転職サイトと転職エージェントの比較
転職サイトと転職エージェントは提供するサービスの内容が異なります。それぞれの違いについて比較表にしてみました。
転職サイト | 転職エージェント | |
利用開始の流れ | 無料登録後、利用可能 | 無料登録後、キャリアアドバイザーからのヒヤリング |
履歴書などの添削 | なし | あり |
面接対策 | なし | あり |
日程調整や条件交渉 | 求職者自身で行う | キャリアアドバイザーに依頼 |
転職サイトは登録後、自分のペースで進めていきますが転職エージェントではエージェントと二人三脚で転職活動を進めていくといった違いがあります。
社内SEへの転職に転職エージェントを利用する7つのメリット
比較表からも見てとれるように転職エージェントの方がサポートが充実しているのがわかります。転職エージェントの具体的な7つのメリットを詳しく解説します。
メリット①専門的なキャリアアドバイスがもらえる
転職活動は今までの経験を振り返り、今後のキャリアについて考える貴重なタイミングになります。転職エージェントは現在の転職活動についてだけではなく、今後のキャリアについても相談することができます。
例えばエンジニアから社内SEを目指している場合、
・社内SEの仕事がもしも合わなかった際にどのような職種が転職候補となるか
・キャリアアップするにはどのような業務経験を積んでおいた方がよいか
これらについて転職エージェントにキャリアアドバイスを求めることもできます。
実際に私も今後のキャリアパスについても転職エージェントに相談したうえで転職活動を進めること転職後もアドバイスしてもらったことを意識して勤務しています。転職エージェントは数々の転職者の経歴や経験を見ているためロールモデルとなるキャリアをたくさん知っています。転職の専門家である転職エージェントからのキャリアアドバイスは有効な手助けとなります。
メリット②非公開求人を紹介してもらえる
企業からの求人は全てが転職サイトに掲載されているわけではありません。一般公開されていない求人は転職エージェントからの紹介によって応募することができます。一般公開していない理由はさまざまですが、以下のような理由が考えられます。
・求人情報をライバル企業に知られたくない
・応募してくる人の質(スキルレベルや経歴など)を一定以上に担保するため
転職を考えている人にとって一般公開されていない求人はライバルが少ない可能性があります。また非公開求人は一般公開されている求人よりも条件が良い場合が多いです。よりよい求人にアクセスしたい方はぜひ転職エージェントを利用してみてください。
メリット③応募書類の添削と面接対策ができる
転職活動において、求職者の頭を悩ますのが履歴書や職務経歴書の作成です。履歴書は就職活動の際に作成した方も多いかと思いますが職務経歴書については転職する際に初めて作成される方も多いのではないでしょうか。
転職活動では面接の前にまず書類選考が行われます。この時点で企業の目にとまらないと面接へは進めません。企業の求める人物像に沿った職務経歴書を作成するためには、経験豊富な転職エージェントに添削してもらうのがおすすめです。
後述しますが転職エージェントは募集背景を把握しているため、募集背景にマッチするように職務経歴書のサポートをしてくれます。転職エージェントは履歴書、職務経歴書を作成する際の心強い味方となります。
メリット④交渉力の強化ができる
内定が出た企業が必ずしも希望の条件を提示してくれるとは限りません。理想の求人から内定をもらった後にこんなことがあったらどうしますか?
・提示された給与が自分の思っていた年収よりも若干低かった
・面接で伝えていた入社日予定日を調整する必要がある
日程調整ならまだしも、とくに金銭面の交渉はなかなか言い出しにくいという人が多いのではないでしょうか。
給与額を上げる交渉をしたら内定を取り消されるかも・・・
入社後、金に執着している人だと思われ働きづらくなるかも・・・
このようなことが頭に浮かび、自分では内定先企業と交渉が進められない方に代わって転職エージェントが条件面の相談・交渉をしてもらうことができます。転職エージェントに条件交渉してもらうことによって、より希望の条件で入社できる可能性が上がります。いまよりも良い条件で転職を目指している方は交渉力の強化は必ずしましょう。
メリット⑤転職活動を効率化できる
転職活動の期間は事前準備から転職先への入社までは平均約3ヶ月かかります。しかしこの期間はあくまでも平均であるため求職者の都合、転職候補の企業側の都合によって前後する可能性があります。
特にはじめて転職する方にとって転職活動中はさまざまな悩みに直面します。
転職活動は何から始めればよいか
書類作成はどのように行えばよいか
これらを悩みながら進めていくと3ヶ月で転職活動を終えることは非常に難しいです。
転職エージェントでは求職者の希望をヒヤリングしながら、キャリアアドバイザーが今後の転職スケジュールを考え、スケジュール通り進められるようサポートてくれます。スケジュール通りに進めるにはどのようなことをすればよいか明示してくれるため、非常に効率よく転職活動を進めることが可能です。日々の忙しい中で短期間で転職を目指す人にとって転職エージェントの利用は必須と言えます。
メリット⑥無料で利用できる
転職エージェントの利用は無料であることが一般的です。転職エージェントを利用したことがない方にとっては「面接対策や履歴書の添削、条件交渉までしてくれるのに無料なの?」と思うかもしれません。
転職エージェントが無料で利用できる理由は転職エージェントのビジネスモデルにあります。転職エージェントは成果報酬型のビジネスモデルであり、依頼企業側から報酬をもらいますので求職者からは一切料金が発生しません。無料で利用できるうえに入社までしっかりサポートしてもらえるのでぜひ転職エージェントを利用して転職活動を進めましょう。
メリット⑦応募企業の内情を教えてくれる
転職エージェントの利用において『応募企業の内情を教えてくれる』ことが最大のメリットだと思います。
・どんな背景で求人を出しているのか
・入社後に任されている仕事内容
・求めらているスキルや経験
・一緒に働く人たちはどんな人なのか、どんな企業風土なのか
面接や入社後に重要な情報を転職エージェントは把握しています。これらの情報を応募時や面接前に確認できるためより理想の転職先を探すことができます。事前に職場環境を把握することで失敗リスクを軽減することが可能ですので転職後の仕事内容や人間関係に不安を感じる方は転職エージェントを利用して転職活動を進めることをオススメします。
社内SE転職に転職エージェントを利用すると失敗しない3つの理由
転職エージェントは転職を成功させるために有効なサービスであり、社内SEへの転職ではより重要な役割を果たします。ここでは社内SEへの転職を目指す方が転職エージェントを利用すべき理由を3つ解説します。
理由①:仕事内容のミスマッチを減らせる
社内SEと一言で言っても仕事内容はさまざまです。ユーザーからの問い合わせ対応やパソコンの設定作業だけでなく、サーバーの管理やシステムの導入など多岐に渡ります。転職後はこれらの仕事のどの部分を任せられるかによって、やりたい仕事内容が実現できるかが大きく変わるため求人情報の背景を把握しておく必要があります。
例えば退職による人員の補充が募集背景であれば、退職された方が今まで行っていた業務を引き継ぐ可能性が高いでしょう。社内のIT化を推進するための増員であれば、システムの導入や業務改革に携わる可能性があります。
社内SEのポジションは、専門性が求められるため、企業が信頼できるエージェントに依頼して人材を探すことが多いです。転職エージェントを利用することで募集背景をもとに仕事内容が把握できるため、社内SEに転職できたが自分が想像していた仕事内容と全く違ったということが減らせます。
仕事内容については転職サイトの求人情報にも記載されている場合もありますが、より詳細に確認することで
『転職後、どのような仕事を任せられるのか』
『その仕事によってどのような経験やスキルが身に着けられそうか』
自身の未来のキャリア形成を考えた上で転職先を決めることも可能です。
理由②:一緒に働く人や会社の雰囲気を知ることができる
社内SEの仕事の多くは同じ会社内の社員やベンダーとのコミュニケーションが必要になります。そのため同じ部署で働く同僚はもちろんのこと、会社や社員の雰囲気は転職先を決める上で非常に重要です。
人間関係が悪いを職場を選んでしまうと、社内SEになれたとしても思うように仕事が進められなかったり、人間関係で悩みストレスを抱えてしまう恐れがあります。転職エージェントを利用することで応募企業の雰囲気や同僚について情報を提供してくれます。事前に職場環境を確認することでこれらのリスクを軽減することができます。
理由③:応募できる求人数が増える
社内SEというポジションはコスト部門と認識されることが多く、1企業あたりの人員がほかの場所に比べると少ない傾向にあります。データからも5人以下が約半数を占めていることが見てとれます。
まずは情シスの組織や体制の実態を見ていきましょう。今回のアンケートでは、従業員数1,000人以下の企業 (中堅中小企業) に所属する回答者が約65%と大半を占めました。他方、情シス部門の人数は「5人未満」が圧倒的に多く約45%、次いで「5〜20人」が27%という結果になりました。それなりの規模の中堅企業であっても、情シスの人的リソースが潤沢ではないケースが散見されます。
転職活動ではこの少ない枠を同じように転職を目指すライバルと取り合わなければなりません。特に条件が良い求人には多数の応募があり、1人の求人枠に対して数百件の応募が来るような非常に倍率が高い状態になります。希望の1社に絞って転職できれば理想的ですが、現実的に考えると間口を少し広げて複数の求人に応募する方が転職できる確率が上がります。
転職エージェントを利用することで希望の条件に合った求人をエージェントが見つけて紹介してくれるだけでなく、非公開求人の中からも紹介してくれます。転職サイトでは見ることもできなかった非公開求人に応募できるようになるため、応募できる求人数が圧倒的に多くなります。応募できる求人数を多くすることは社内SEへ転職するためにはとても重要になります。
まとめ
今回は社内SEに転職するなら転職エージェントを利用する7つのメリットと3つの理由について解説しました。転職サイトと転職エージェントは特徴やサービスが違います。
転職エージェントを利用することで時間がない中でも効率よく進めることができ、よりよい求人にアクセスすることができます。
とはいえメリットや理由がわかってもはじめて利用する際には不安がつきもの。
どの転職エージェントを使えばいいのか、転職エージェントとの進め方がわからない方はぜひ他の記事も確認してみてください。
転職エージェントをうまく利用して社内SEとしてのキャリアをスタートさせましょう!